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絶頂の余韻

>> 「有名女子大生果歩(凌辱編)」はじめから読む

 

ヴィーーーーンヴィーーー・・・

 

グチャ・・・グチャ・・・グチャ・・

 

 

細かい振動音と粘液質な湿った音が響く部屋、その薄暗い部屋のベッドの上で果歩は白い裸体をくねらせていた。

 

「あっ!ンぁ・・・ぁ・・・ハ・・・・・あぁ・・・」

 

自らの手で紫色のバイブレーターを激しく抜き差しする果歩。

 

グチャ・・グチャ・・グチャ・・

 

そしてその動きを徐々に速めていく。

 

片手はバイブレーター、もう片方の手はDカップの真っ白な乳房を揉みしだき、指は器用にその先端の勃起したピンク色の乳首を刺激している。

 

「あ・・・ァ・・・ハァ・・・ァ・・・気持ち・・・イイ・・・あっ・・・ん・・・」

 

バイブオナニーに没頭する果歩。

 

果歩は目を瞑り、頭の中である事を想像しながら自慰行為を行っていた。

 

それは、愛しい彼氏と愛し合う場面・・・ではなく、ただただ淫らな妄想、快楽だけを求める妄想・・・・

 

果歩が頭の中で性交をしている相手は、果歩のアソコに肉棒を抜き差し、激しい濃厚なセックスをしている相手は・・・それは、富田だった。

 

恋人の友哉ではなく、富田の逞しい身体をオカズにしてオナニーに没頭する果歩。

 

「アッアッアッ・・・・アン・・・ぁ・・・ハァ・・・富田・・・さん・・・」

 

ついに果歩は上気した表情で富田の名前まで口ずさんでしまう。

 

もうあの大きな波が、快感の絶頂の波がすぐそこまで来ている。

 

ラストスパートをかける様にさらに手の動きを速くして、一気に絶頂に達しようとする果歩。

 

ヴィーーーン!

 

グチャグチャグチャグチャ!

 

「アッアッアッアッ・・・・ん〜・・・あッ!!イ・・・ん・・・んあぁぁぁ!」

 

その瞬間、果歩の頭は真っ白な光に包まれた。

 

ベッドの上で白い裸体が大きく反り返る。

 

「あっ・・・ンーーー!」

 

果歩は3、4秒仰け反ったあとバタッと脱力し、身体を縮こまらせてビクビクと絶頂の余韻に反応していた。

 

「ハ・・・ン・・・ぁ・・・・ハァ・・・ハァ・・・」

 

ハァハァと、まるでマラソンを走り終わった後の様な息遣いをしている果歩。

 

果歩の股間付近は薄暗い部屋の中でテカテカと僅かな光を反射させている。

 

股間からお尻、太ももまでも自らの体液でベトベトに濡らしてしまっていた。

 

ベッドの上で裸のまま蹲る(うずくまる)果歩の目からは何故かツーっと涙がこぼれていた・・・。

相談と励ましがうれしくて

 

「果歩ぉ・・・果歩?ちょっと、ねぇ果歩ぉ?」

 

「……え?」

 

いつものように大学の食堂で昼食をいっしょにとっていた果歩と知子。

 

毎度のようにくだらない事を知子が話し掛けるも、果歩は心ここに有らずといった様子だ。

 

「どうしたのよ?昼間からボ〜っとしちゃって。」

 

「う、ううん・・・別に、なんでもないよ・・・。」

 

「あっ!わかった!友哉君とケンカでもしたんでしょ?」

 

「え?ち・・・ちが・・・」

 

結局昨日は友哉からメールの返事はなかった。

 

しかし、果歩の気持ちが暗くなっていたのはそれだけが原因じゃなかった。

 

 

『アッアッアッ・・・・アン・・・ぁ・・・ハァ・・・富田・・・さん・・・』

 

 

昨日、たまりに溜まっていた自分の欲求を開放した時、頭の中で果歩は富田に抱かれていた。

 

そう、恋人の友哉ではなく、あのバイト先のオーナーである富田に。

 

自慰行為の後、ベッドの中でなんとも言えない罪悪感を感じ、涙を流した果歩。

 

頼りにしていた友哉がいなくなって、すぐにこんな風になってしまった自分の弱い心が嫌だった。

 

このタイミングで友哉からメールが来なくなったのも、そんな心に隙がある自分の責任ではないかと思ってしまうくらい果歩はマイナス思考になっていた。

 

 

「ふ〜ん、友哉君からメールが来なくなったかぁ。友哉君忙しいんじゃないの?」

 

「うん、たぶんそうだと思うんだけど・・・。」

 

「大丈夫よぉ、そんな心配しなくたって。あっそうだぁ!果歩、友哉君に電話してみたら?」

 

知子は明るい笑顔をつくってそう言った。

 

「電話かぁ・・・うん、そうしてみようかな。」

 

「きっと何かメールを送れない事情があったのよ。電話して声聞けば、すぐ安心よ。」

 

「うん、そうしてみる。ありがとう知子ちゃん。」

 

知子はいつも果歩をからかってばかりだが、肝心なときにはいつも真剣に相談にのってくれたり励ましたりしてくれる。

 

そんな優しい知子と友達になれて本当によかったと、果歩は心の底から思っていた。

電話に出ない彼

 

その日、雑貨屋さんのアルバイトを終え、自宅アパートの部屋に帰宅した果歩。

 

部屋に入り、すぐにパソコンの前に行きスイッチをつけた。

 

もしかして帰ってパソコンをチェックすれば友哉からメールが届いていて、電話するまでもなく自分は安心を得られるのではないかと、果歩は心のどこかで期待していたのだ。

 

メール返せなくってごめん、という友哉からのメール。

 

パソコンが立ち上がるのを今か今かと、焦りにも似た気持ちで待つ果歩。

 

 

「……。」

 

無言の果歩、TOPページに新着メールの文字は出てこなかった。

 

念のため、メール受信ボックスも確認してみる。

 

カチッ…

 

マウスをクリックした音だけが部屋に響く。

 

「メール、きてないや……。」

 

ため息のような声だけを発した果歩。

 

小さいようで大きな期待を抱いていた事で、なんだかメールが来ていないのが余計にショックだった。

 

それと同時にさまざまな事が果歩の頭をよぎる。

 

友哉の身になにかあったんじゃ……。

 

しかし、正直なところ果歩の心配はそれだけじゃなかった。

 

昨日、頭の中でだけとはいえ、友哉以外の男性と交わってしまった事で、そのことが遠くにいる友哉に伝わってしまったのではないか。そんな事は普通はありえないのだが、どうしてもそんな風に思ってしまう果歩。

 

根拠もなにも無い事だが、とても悪い予感がしたのだ。

 

 

しかし、メールは来ていないから事の確認をするには電話をするしかない。

 

ベッドの上に座り、開いた携帯電話をじっと見つめる果歩。

 

友哉が無事であってほしいという気持ちが半分、そして果歩自身の罪悪感からきている不安から開放されたいという気持ちが半分。

 

とにかく、いつも通りの友哉の声を聞けば、いろんな意味での安心が得られるのだ。

 

そんな期待と不安を胸に、果歩は携帯電話のボタンを押し始めた。

 

番号を押し終え、携帯電話を耳にあてる果歩。

 

プル・・・プルルルル・・・・プルルルル・・・・・

 

ドキドキ・・・

 

なにか受験発表の時のような、息の詰まるような思いだった。

 

(大丈夫。きっと知子ちゃんの言ってた通りになるよ)

 

そう自分に言い聞かせながら友哉が電話に出るのをジッと待つ果歩。

 

早く友哉のあの声が聞きたい。

出たのは女・・・

 

プルルルル・・・・プルルルル・・・・

 

しかし、友哉はなかなか電話にでなかった。

 

オーストラリアと日本はそんなに時差は無いはずだから、非常識な時間でもないはずだが。

 

(友哉、でないなぁ。もしかして寝ちゃったのかなぁ)

 

もちろんその可能性も十分あった。

 

(でない・・・明日、もう一回掛けてみようかな)

 

が、果歩がそう思って、電話を切ろうとした時だった。

 

プルルルル・・・・プル・・・ガザガザ・・・

 

突然コールする音が消え、電話が繋がったような音がした。

 

「あ・・・・もしもし?友哉・・・?」

 

『……。』

 

「あれ?もしもし・・・友・・・」

 

『もしも〜し!』

 

「え?」

 

やっと聞こえた声、それは日本語を話す女性の声だった。

 

『もしもしぃ?どちら様ですかぁ?』

 

一瞬頭がパニックになる果歩。

 

あ、あれ、もしかして、番号間違えたのかな・・・

 

「あ、あの・・・友哉の携帯・・・」

 

『あ〜そうだよぉ、友哉の携帯だよぉ。あ、もしかしてあなた、日本の友哉の友達?』

 

やはりこれは友哉の携帯だった。

 

でも、どうして女の人が友哉の携帯にでるの?

 

「あ、あの・・・友哉は?」

 

「あ〜ごめんねぇ、今友哉ちょっとシャワー浴びにいってるからさぁ、電話コール長かったからでちゃ・・・」

 

カチャ・・・

 

女性の言葉を最後まで聞かずに果歩は携帯電話を閉じた。

 

「……。」

 

バタっとベッドに倒れ天井を見つめる果歩。

 

友哉の声が聞きたかった……。

 

・・・どうして・・・?

 

「友哉・・・・・。」

 

なんとも言えない思いが胸の奥から込み上がってきて、大粒の涙が溢れてくる。

 

シーンと静まりかえった部屋の中で果歩のすすり泣く声だけが響いていた。

浮気なんて信じられない

「はぁ・・・・。」

 

ため息をつきながら自分の部屋でアルバイトに行くための準備をする果歩、鏡のまえで身なりを整える。

 

鏡に映る自分の顔は前より少しだけ痩せて見えた。

 

この2日間まともな食事を摂れなかったのだ。摂れなかったというより、ごはんが喉を通らなかったというべきか。

 

あれから2日間、果歩は大学とアルバイトを休んでいた。

 

友哉の携帯に電話したあの夜は、涙が枯れてしまうほど泣き続けた。

 

次の日、大学に行く時間になっても、体と心が重く感じてとても行く気にはなれなかった。

 

知子は心配して電話を掛けてきてくれた、果歩が涙声で『大丈夫だから』とだけ伝えると『大丈夫じゃないでしょ』と言って、その後果歩のアパートまでケーキを買って持ってきてくれた。

 

その時の知子はとても優しくて、一生懸命果歩を励ましてくれた。

 

 

そして土曜日の今日、知子の励ましのおかげで少し元気を取り戻した果歩はトミタスポーツのアルバイトに行く事にしたのだ。

 

しっかりしなきゃと自分に言い聞かせる果歩、それに、アルバイト先にもこれ以上迷惑をかけられない。

 

 

だけど・・・

 

あれから3日、友哉からは折り返しの電話どころか、メールの返事もない。

 

『今友哉ちょっとシャワー浴びにいってるからさぁ』

 

あの時の女性の声、言葉が、思い出したくもないのに頭の中で何回も再生される。

 

浮気・・・

 

あの友哉が浮気なんて・・・

 

そう思うだけで、すぐ眼に涙が溜まってしまう。

 

グッと目を瞑り、その事を頭から必死に消そうとする果歩。

 

「もう、バイト行かないと……。」

 

溢れそうな涙をグッと堪えて、果歩は自宅アパートを出た。

 

 

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