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「それじゃ質問に戻るけどいいかな?果歩ちゃんは週3日は何曜日にこっちのバイトに来れそう?」

 

「あの、雑貨屋さんのアルバイトが月水金なので、火木土をできたら希望したんですけど・・・。」

 

そんな風なやりとりが続き、時々富田は冗談も入れ、そのたびに果歩の笑いをとり、終始なごやかな雰囲気で面接をしていた。

 

 

「・・・うん、じゃあOK!果歩ちゃんは採用ってことで。」

 

「わぁ、ありがとうございます。」

 

その言葉を聴いて果歩の顔がパァっと明るくなった。秋絵には大丈夫と言われていたが、こうやって早々にアルバイトが決まったことに、果歩の顔には安心とうれしさが表れていた。

 

「それじゃ、最初は受付の仕事からだな。しばらく果歩ちゃんの教育係はそこにいる山井が担当するから、仲良くしてやってね。本当は俺が果歩ちゃんにいろいろと教育してあげたいんだけど。」

 

案内してくれた男性は山井というらしい、富田もそうだが山井もさっきから話は面白く果歩には好印象だった。

 

「うち、女性スタッフ少ないからむさ苦しい職場だけど、よろしくね。」

 

「いえ、こちらこそよろしくお願いします。」

 

(女の人は少ないんだぁ・・・)

 

雑貨屋でのバイトは逆に女性しかいなかったので、男性ばかりというのは少し不安にもなったが、富田も山井も好印象だったので何とかやっていけそうだと、果歩は思った。

 

「それじゃ、仕事は来週からってことで。今日はそうだな・・・俺が果歩ちゃんに、ここの施設をぐるっと周って一通り説明してあげたいんだけど、果歩ちゃんいい?今日まだ時間あるよね?時給もサービスでつけてあげるから」

 

「わぁ、いいんですか?よろしくお願いします!」

 

富田の提案に果歩は喜んでのった、見学だけで時給が貰えるのだから。

 

「じゃあさっそく行こうか果歩ちゃん。」

 

「はい」

 

笑顔で元気のいい返事をした果歩は富田の後についていった。

 

男の魅せるギャップに惹かれて

 

 

まず最初に連れて来られたのはジム、ランニングマシーンや身体を鍛えるための多種多様な機械が並べられ、今日も多くの逞しい身体をした男性達が汗をかきながらトレーニングしていた。

 

「どう?果歩ちゃん、ここには最新のトレーニング機器が揃えられているんだよ」

 

「はぁ・・・なんだか皆さん真剣に取り組んでいて、すごいですね。」

 

果歩の言うとおり、ここでトレーニングしている者は皆黙々と自分のトレーニングに集中していた。

 

「うん、トレーニングにはこういう集中できる環境が大事なんだよ。時には友達とおしゃべりしながらって人もいるけど、そういう時はスタッフが注意するんだよ、スポーツジムにも規律やマナーはあるからね。」

 

富田の真面目な顔で話す言葉を、果歩はうなずきながら聞いていた。

 

それと同時に富田の事を(ホントは真面目な人なんだ)と、果歩は思っていた。

 

さっきまで冗談ばかり言っていた富田とは別人のようなギャップを感じたため、余計にそう思えたのかもしれない。
次に果歩が連れて来れれたのはプールだ、広々とした50メートルプール、他には綺麗で清潔感のあるシャワールーム、サウナ、それに専門のマーサージ師がいるというマッサージ室まであるらしい。

 

「どこも清潔感がありますね、ここなら皆さんトレーニングに集中できますね。」

 

「ハハッそう言ってもらえるとうれしいよ。ちなみにここのスタッフはいつでも無料でここの施設を使える事にしてるんだ、果歩ちゃんもプライベートでもいつでも来て使ってくれていいんだよ。」

 

「え、ホントですかぁ!わぁうれしい〜!ダイエットとかでも来れますね。」

 

「ハハッ、でも果歩ちゃんはダイエットなんて必要ないんじゃないんじゃないか?」

 

そう言いながら富田は果歩の身体を下から上までジーっと舐めるような視線を向けた。
果歩は富田のその視線にはまったく気づいていないようだ。

 

「あれ・・・あの、ここの部屋はどういった部屋なんですか?」

 

この建物の一番端の部屋、中は広々としていて、側面と天井は全面が鏡になっている。下はビニール製のマットが敷き詰められていて、部屋の四隅にはそれぞれ大きなスピーカーのような物が置いてあった。

 

「ここ・・・エアロビックスとかそういうのに使うんですか?」

 

「いや、そんなんじゃないけどね、ここは・・・。まぁ今は使ってないんだけど、たぶん近々毎日のようにトレーニングで使う事になると思うけどね・・・。」

 

「へぇ・・・そうなんですか。」

 

その時の富田がつくっていた不敵な笑みの意味に、果歩は気づくわけもなかった。

男たちの計画

 

その日、施設内の見学と、富田による一通りの説明を聞き終えた果歩は、ひとまず帰る事になった。

 

本格的なアルバイトの仕事を始めるのは来週からだ。

 

 

アパートに帰宅した果歩はすぐにパソコンのスイッチを点けた。

 

もちろん海外との遠距離恋愛中の彼氏、友哉から届いているはずのメールをチェックするためだ。

 

友哉が発ってから約2週間、アパートについてからすぐにメールをチェックするのは、はやくも果歩の習慣になっていた。

 

【今日はホームステイ先の家族に俺が腕をふるってお好み焼きを食べさせてあげたよ。それがすっごい好評でさ、親父さんは5枚も食べてくれたよ!日本に帰ったら果歩に食べさせてあげるわぁ!】

 

そのメールをうれしそうに読む果歩、すぐに返事を打ち始めた。

 

【わぁ〜喜んでもらえてよかったねぇ。そういえば友哉の手料理って私食べた事な〜い!絶対帰ってきたら食べさせてね。私の方は今日バイトの面接行ってきたよぉ、来週から新しいバイト始まるからね。私も忙しくなるかなぁ・・・お互い頑張ろうね!】

 

メールを打ち終えた果歩は、一日の汗を流すべくお風呂場に入って行った。

 

「果歩ちゃん想像以上可愛かったっスねぇ!」

 

果歩が帰った後のトミタスポーツジム、果歩が面接をした部屋に二人の男の姿があった、富田と山井だ。

 

「あぁ、ありゃかなりの上物だな。ハハ、こりゃマジで楽しみだわ・・・へへ・・・」

 

そう言いながら不適な笑みを浮かべる富田の表情は大好物の獲物を前にする獣ようだ。

 

「でも富田さん、果歩ちゃんってかなり真面目そうな感じじゃないッスか?大丈夫っすかねぇ?」

 

「フフ・・・まぁあれは今までにないくらい純なタイプだな・・・しかも彼氏に一途でなかなか難しいかもなぁ・・・。」

 

「そうっスよねぇ・・・こりゃ今回ばかりは今までのようにはいかないかもなぁ・・・。」

 

そう言って山井は残念そうな顔をした。

 

「まぁ俺に任せておけよ、時間はたっぷりあるしよ。」

 

「え〜俺そんなに我慢できないッスよ富田さ〜ん」

 

「俺だってそんなに我慢するつもりはねぇよ。ま、こっちには強力な助っ人もいるし、意外と早いうちになんとかなるかもな・・・。」

 

富田は自信ありげにまた不適な笑みを浮かべていた。

 

夜のスポーツジムの一室で、昼間はさわやかなスポーツマンの顔をしていた男達が、目の色を変えて練っている計画に、果歩は気づく予知もなかった。

先輩の声

 

「じゃあ受付の仕事とマニュアルはこんな感じで、さっき練習した通り接客は笑顔でね。」

 

「はい、わかりました。」

 

トミタスポーツでのアルバイト初日、果歩はトミタスポーツのロゴの入った白のTシャツと紺のハーフパンツ姿で教育担当である山井に受付の仕事の教育を受けていた。

 

「まぁ、こんな可愛い子が受付にいるんだから、こりゃきっとお客さんも増えて忙しくなるなぁ!ハハッ!」

 

「そんな・・・でも、一生懸命頑張ります!」

 

「よし、じゃあもし変なお客さんとか来たりしたら、俺を呼んでね、やっつけてあげるから。」

 

「え〜やっつけちゃうんですかぁ?」

 

「ハハッ冗談冗談!まぁホントわからない事とかあったら俺でも他のスタッフでもいつでも聞いてもらってかまわないから。」

 

こうして新しいアルバイトの仕事はスタートした。

 

しかし、始めてみると果歩にとって受付の仕事は割かし楽と感じるものであった。

 

それはこんな仕事内容であんな高い時給でいいのかと思うほどで、忙しく働く事を予想していた果歩は少し拍子抜けした。

 

それでもお客はそれなりに来るので、暇というわけではなかったが・・・。

 

ふと果歩は受付をしていてあることに気がついた。

 

(ん〜・・・あれ?・・・ここの会員さん、女性がほとんどいない・・・)

 

受付に置いてあるノートパソコンの会員名簿をざっと目を通してみても女性らしき名前は見当たらない。

 

そういえば、果歩が受付に立ってから来た客は男性ばかりで女性はいなかった。

 

(ジムってやっぱり使ってるのは男の人ばっかなのかなぁ・・・。最近はジムに通う女の人増えたって聞いた事あったけど・・・。綺麗なとこだし、女の人にも人気出ると思うんだけどなぁ・・・。)

 

そんなことを考えていると、ふと女性の声が果歩の耳に届く。

 

「果歩ちゃん」

 

果歩はパソコンを見るのをやめ顔をあげると、そこには果歩がよく知っている人物が立っていた。

言葉の意味!?

「秋絵先輩!?」

 

果歩の顔がパァっと明るくなる。

 

「フフッ、頑張ってる?受付の仕事だけじゃちょっとつまんない?」

 

「いえ、そんな・・・でもでも!どうして秋絵先輩が・・・?」

 

「果歩ちゃん頑張ってるかなぁと思って、様子見に来たのよ。」

 

「え、そうなんですか・・・わざわざありがとうございます。」

 

「まぁそれもあるんだけど・・・ホントはね、今日はお客として来たのよ、私ここの会員なのよ。」

 

「え、そうなんですか!?・・・でも・・・」

 

(名簿には秋絵先輩の名前はなかったような・・・)

 

「おぉ〜秋絵ちゃんよく来たなぁ!」

 

ふと果歩の後ろから男の大きな声が聞こえた、オーナーの富田の声だ。

 

「こんにちは、富田さん。」

 

秋絵は上品な笑顔で富田にあいさつした。

 

「いやぁ秋絵ちゃん、また手伝いに来てくれたのか?ありがたいねぇ、秋絵ちゃんはホントできてる子だなぁ」

 

富田はこんがり焼けた顔に真っ白な歯を見せながら言った。

 

「違いますよ富田さん、今日はお客さんとして来たんですよ。」

 

果歩は二人の会話を少し疑問を持っているような顔で聞いている。

 

「果歩ちゃん、私ね、実はちょっと前までここでバイトしてたのよ。今でも時々富田さんに頼まれて手伝いに来てるの。今日は違うけどね。」

 

「え〜そうだったんですか?」

 

富田はそんな少し驚いた様子の果歩を見て、口を開いた。

 

「秋絵ちゃんも最初は受付やってたからね。秋絵ちゃん目当ての男性客が増えて商売繁盛だったんだぜ。果歩ちゃんも頑張ってくれよな。」

 

「え〜私なんか駄目ですよ・・・」

 

「そんな事ないわ、果歩ちゃんなら可愛いし、大丈夫よ。」

 

「そうそう!果歩ちゃんがちょっとお色気使っちゃえば、お客さん倍増間違いなし!ハハッ」

 

「クス・・・でも私お色気なんてないし子供っぽいし。」

 

果歩は自分に色気なんてないと思っていた、それはきっと秋絵にはあって自分にはないだろうと。

 

「それがいいのよ・・・きっとお客さんたくさん来るわよ・・・・たくさんね。」

 

「え・・・?あ、はい、頑張ります。」

 

ニヤっと笑みをつくりながら秋絵が言った言葉の意味が一瞬よくわからなかった果歩だが、そこを深く聞くことはなかった。

 

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