クリムゾン.com

寂しくなんかない

>>「JK桃子 (痴漢編)」はじめから読む

 

そのまま桃子は病院に泊まり経過観察しながら
身体の検査を受ける事になった。

 

 

妊娠していたらバレてしまう…
桃子は不安だった。
不安だがここまできたら仕方ないと思っていた。

 

「また、大騒ぎかな…」
いろいろと面倒に思え、またクラクラとしてきたのだった。

 

医師が処方してくれた睡眠導入を飲みそのまま深い眠りについた。

 

 

 

怪我は擦り傷だけで済んだようだった。

 

血液検査や尿検査、胃カメラや心電図を取ったりし、怪我の翌日の夕方には退院できた。

 

胃炎を起こし、食事をあまり摂らずに、貧血状態に陥っていたようだった。

 

一番の心配の妊娠は無かったようだった。

 

心配事で胃炎になり、栄養不足でホルモンバランスが崩れ生理が遅れたようだった。
思春期は特にホルモンバランスが安定していないので
基礎体温を毎朝計り、自分の身体の状態を把握することを勧められたのだった。

 

そして大量の薬を処方され、自宅に戻ったのだ。
「桃子、ごめんね。」
母親が桃子の目を見つめ謝ったのだ。

 

「え?あ…」
自分のイライラを母親にぶつけていたのを思い出した。

 

「大丈夫。私こそごめんなさい。ママは悪く無いよ。」

 

自分も南條や松本と自宅でセックスしていたが、
母親も自分と同じように自宅でセックスをしてもいいに決まってる。

 

「桃子、退院したばかりで申し訳ないけど、ママ明日はどうしても外せない出張がらあり、2、3日帰れないの。一人で平気?」

 

母親は今では管理職で責任ある立場。

 

「大丈夫よ。今まで大丈夫だったし。明日は学校に行くし。」

 

「え?学校に?大丈夫なの?」

 

桃子は母親に笑ってみせた。

 

「寂しい想いをさせてごめんね。」
母親は目に涙を溜めていた。

 

「もう慣れたから、寂しくなんてないわ。」

 

本当は寂しくて堪らなかったりするけれど仕方ない…

 

 

「私が大学出るまでママには頑張って貰わないとだから。」

 

桃子は自分を納得させていた。

フラッシュバック

 

朝、家を出ると南條がマンションの入り口に立っていた。
桃子はチラリと南條を見たが無視をして通り過ぎようとした。

 

「桃ちゃん、おはよう。身体は大丈夫?薫さんに…お母さんに頼まれて…出張の間、桃ちゃんを見ていて欲しいって言われたんだ。あの…お腹の中の赤ちゃんは?」

 

桃子は立ち止まり
「身体は大丈夫ですから、お気遣いなく…」

 

他人行儀に返事をした。

 

「そうか…なら…何かあったら言ってくれな。」

 

「ありがとうございます。」

 

桃子はそのまま駅に向かい歩き出した。

 

空が高くいつの間にか秋になっていた事を感じていた。

 

駅は今日も混雑していた。
ホームは電車待ちの人が沢山いた。

 

階段を下りホームに着くと、桃子は急に震えだしてしまった。

 

あの時の…ホームに落ちる瞬間が頭の中にフラッシュバックしてしまったのだ。

 

誰かに押されて、ホームに落ちる瞬間、電車のライトが見え…
落ちた後、直ぐにホームの下に転がり込んだ事を思い出した。
直後に電車が真横を通り…
そこから記臆が無いのだが、怖くて堪らなかった事は覚えていた。

 

 

恐怖に震え立ち止まった為、後ろから来る人達が何人もにぶつかり、桃子はよろけてしまった。
急に頭痛がし、吐き気もしてきたのだった。

 

「桃ちゃん?」
南條が立ち竦み震えている桃子を抱きかかえた。

 

「大丈夫だから…大丈夫だよ。ゆっくり…ゆっくり息をして。」
比較的人が空いている空間に桃子を抱きかかえながら誘導した。

 

「大丈夫。大丈夫。」
と桃子の背中を摩りながら優しく言った。

 

震えながらも
「学校に…行かなくちゃ。」
桃子は電車がホームに入ってくると、満員電車に乗り込もうと歩き出した。

 

「桃ちゃん。今日は学校は辞めておいたら?家まで送るから…」

 

桃子は意地でも学校に行こうと思っていた。

 

「大丈夫。ありがとう。行かなくちゃ。」

 

南條の腕から離れ桃子は電車の入り口に向かった。

ビデオ

南條が付き添い何とか桃子は学校まで辿り着いた。

 

そして桃子は教室に入った。

 

いつもと何故か様子が違っていた。

 

クラスメイトはよそよそしい態度でヒソヒソと何やら話していた。

 

桃子は何があったのか仲良しの友達にラインで尋ねた。

 

すると、

 

『桃子は松本に振られ自殺を図った』
と噂になっていたようだった。

 

友達は連絡をし辛く連絡をしなかったと詫びていた。

 

勿論、友達には松本には別れを言われていないし、自殺ではなく、押されて落ちた事は伝えた。

 

 

朝のHRが終わると、校長室に桃子は呼ばれた。
クラス内は矢張りざわついていた。

 

校長室に行くと警官がいて、防犯カメラの確認に警察署まで来て欲しいと言われた。

 

桃子がそのままパトカーに乗り、警察署まで行った。

 

学校内は桃子がパトカーで連行されたと噂に噂が重なり
酷い噂になっていた。

 

 

松本は自分のせいで桃子が自殺を図り、電車を止め逮捕されたと思い込み、気持ちが沈んでいたのだった。

 

桃子は警察署で防犯カメラを見ていると
朝、駅で起きた発作が襲った。

 

身体が震え出し、頭痛と吐き気が襲ったのだ。

 

自分らしき人が立っていて、
大きなトランクを持った何人かの人がいた。
その中の数人が立ち止まり、タブレットを開きトランクから手を離していた。
他のトランクを持った人が急ぎ足で通り過ぎようとした時に、トランクとトランクが当たり、トランクに勢いがつき桃子目掛けて動いていた。

 

力なく立っていた桃子の脚に当たり、桃子はふらつきながらホームに転落していた。

 

数十秒後に電車が入って来ていた。

 

 

そんな映像を見せられ桃子は恐怖に襲われたのだった。

 

 

警官は犯人確認をする為に、桃子の震えには触れずに、何度も何度もビデオを再生し確認をさせていた。

 

泣き出しそうになりながら桃子はビデオを直視出来ずに
早く終われ…と、警官の言葉をちゃんと聞きもせずに全て頷いていた。

 

昼前に学校に送り届けられたが、桃子は校内には入らずに帰宅しようと駅に向かった。

 

駅に着いたが、怖くて駅に入れずにいた。

 

駅の前で泣き出してしまった。
パニックになりかけて、一生懸命自分を落ち着かせようとし、
どうしようもなくなり、南條に電話を掛けていた。

 

「桃子だけ…ど…ヒクッ、駅に…いるけど…帰れない…もう…どうしていいのか…お願い…▼???※≧」

 

途中から何を言っているのか分からなかった。

 

南條は桃子にとって酷い男だったが、一番に優しい人間でもあった。
頼れるのは南條だけだった。

 

「桃ちゃん?落ち着いて…今行くから…な。近くにベンチがある?座って。慌てなくていいから。いいか?」

 

南條はスマホを片手に急いで会社を出た。

 

事情聴取

「ベンチに座れた?」
南條は歩きながら桃子に声を掛けた。

 

「う…ん…す。われた…ヒックッ。」

 

「そうかそうか。良かった。今学校前のコンビニの前だから、もう少しだ。頑張れ。」

 

「う…ん。。」

 

南條は走っていた。
桃子が辛そうな顔をしていると思うと胸が張り裂けそうなくらい自分も辛く感じていた。

 

駅前に着くと桃子の姿を探した。
ベンチで俯きながらスマホを耳に当てていた桃子を見つけた。

 

「桃ちゃん!大丈夫かい?」
南條はしゃがみ桃子の顔を覗いた。

 

南條の顔を見ると桃子の顔は見る見る崩れ、南條にしがみついた。

 

「もう、大丈夫だから。な…」

 

南條は桃子の隣に座り背中を摩りながら桃子が落ち着くまで待っていた。

 

そして、警察署に行って桃子がホームから落ちた時のビデオを見せられたと南條に話した。

 

死んでいたかも知れない事故の直後の精神的に不安定な桃子にビデオなんて…
南條は警察官に怒りさえ覚えた。

 

「大丈夫。桃ちゃんは大丈夫だから…」
南條は桃子を宥めていた。

 

 

「ちょっとすいません。」

 

桃子を介抱している南條に制服姿の警察官が立っていた。

 

「はい?」

 

「こちらの高校生とのご関係は?」

 

「は?」

 

「身分を証明するものはありますか?」

 

「え?」

 

「犯罪が増えているので…一応…ご協力をお願いします。」

 

警察官は南條を疑いの目で見つめていた。

 

「彼女は同じマンションに住んでいて…」

 

「お忙しいところ申し訳ありませんが、そこの交番まで来て貰えますか?」

 

 

南條は桃子を見ると、心配そうな目で南條を見つめていた。

 

「彼女も一緒に来て貰えるかな…」

 

南條はベンチから立ち上がり、
「桃ちゃん、大丈夫?」
桃子は頷いた。

 

交番に行き、桃子が駅のホームに落ちたところから説明し、
母親が出張で近くにいられないので、桃子を頼まれた事を話した。
そして、事故の件で警察署に連れて行かれ、体調が悪くなったと伝えた。
警察官の配慮の無さにクレームを入れた。

 

交番で警察官は、警察署や学校や桃子の母親と連絡を取り
南條の言葉に嘘は無い事を確認して事情聴取は終了した。

 

桃子は自分の為に一生懸命になってくれた南條に申し訳なく思った。

絡め合う舌

「電車は辞めてタクシーで帰ろうか?」
南條は駅前で桃子に提案した。

 

「ううん。電車で…早く平気にならないと…学校に行けなくなるから…」

 

「そうか…無理しないように…」
南條はチラリと桃子のお腹を見た。

 

「あ…妊娠はしていなかったから…体調が悪くて…いろんな理由が入り交じって生理不順になっているそうで…」

 

「そっか…赤ちゃんいなかったのか…」
南條は残念そうな顔をしたが
「桃ちゃんはまだやりたい事が沢山あるから良かったんだよな。ごめん。俺の気持ちだけ押し付けたりして…」

 

二人は駅のホームで電車を待っていた。
電車が近付くと桃子の身体は震えだし、過呼吸になった。

 

「大丈夫。線路から離れているし…何かあっても俺が守るから。桃ちゃんは俺が守るから。」
桃子の背中を軽くトントンとしながら南條は落ち着かせていた。

 

そして電車に乗ると
「な…大丈夫だっただろ。」
南條は空いている席に桃子を誘導した。

 

桃子は安心したように南條にもたれ掛かっていた。

 

桃子をマンションまで送り届けると、南條は会社に戻って行った。

 

桃子は自分の部屋に入りスマホに目をやると、信じられない数のラインメッセージの表示があった。

 

ある事無い事を書かれた誹謗中傷メッセージばかりだった。

 

援交・万引・ビッチ・キモい・臭い・汚い・性病・整形・等を連想させる酷すぎるメッセージだった。

 

「何で?」
知らない人からもお誘いメッセージや誹謗中傷メッセージが入っていた。

 

桃子が既読表示になると一層メッセージが増えた。

 

桃子はスマホを投げ、布団に潜り込み震えていた。

 

何故急にこんなメッセージが送られるようになったのか分からなかった。

 

真っ暗な部屋で電気もつけずに、布団の中にいた。

 

 

「桃ちゃん?眠ってるの?」
南條の声が耳元でした。

 

布団からそっと顔を顔を出した。

 

南條に玄関の鍵を渡したのを思い出したのだ。

 

「電話しても出ないから…心配したよ。」
部屋の明かりをつけながら南條は放り出されたスマホを見つけた。

 

スマホを拾い上げると、莫大なな ラインメッセージ表示に気付いた。

 

「何かあったの?」
南條は尋ねたが、桃子は首を振って南條に抱き付いた。

 

そして、南條の唇に自分の唇を付け、舌を南條の口に押し込み、
自分の舌を南條の舌に絡めた。

切ない喘ぎ声

大嫌いと言われたのにキスをする桃子に南條は戸惑っていた。
それでも桃子が求めるなら…と南條も桃子の舌に自分の舌を絡めた。
桃子を強く抱き締めながら一心不乱に舌を絡ませた。

 

時折桃子の口から熱い息が南條の口に入り込み、身体の奥にまで熱さが入り込んだ。

 

桃子は自分の身体を南條に押し付け、南條の手を自分の乳房に当てた。

 

南條は桃子の乳房をギュッと掴み、激しく揉み出すと
舌を絡めた桃子の口からは切ない声が混じった熱い息が洩れだした。

 

南條は桃子の唇から唇を離し、桃子の耳を舐めた。
身を少しよじりながらも南條にしがみ付いた。

 

桃子の背中に手を回し、ブラジャーのホックを部屋着の上から外し
服の上から乳房を揉みだすと、桃子の口からは声が洩れ始めた。

 

桃子の出す切ない声が桃子を一層愛しくさせていた。

 

服の上から触られるのはもどかしく、桃子は自分から服を脱ぎ捨てた。
服を脱ぎ捨てると再び南條にしがみつき、唇に吸い付き舌を絡めた。
南條の舌を口から出したり入れたりしながら、ペニスを摩りだした。

 

桃子の誘いはエロさがあり南條のペニスにすぐにパンパンに膨れ反り返っていた。

 

裸の桃子を押し倒し、白い乳房を掴み口に頬張り、ジュルジュルと音を立て舐めた。

 

「アッアッンッ。。ハァッン。。」
喘ぎ声をあげながら仰け反りはじめた。
南條は乳房を鷲掴みにしながら舌を桃子の下半身へと這わせていた。

 

 

桃子の脚を開き股に顔を埋めると、大好きな桃子の香りがした。
この香りが南條の男の部分を狂わせるのだった。

 

桃子の股間は既に大洪水になり、陰毛は愛液に濡れ蛍光灯の明かりの下で光っていた。

 

薄い陰毛を舌先で掻き分け、クリトリスに舌先が触れると、桃子の下半身がピクッと反応してし、舌先で転がすとピクピクと下半身が、桃子とは違う生命体のように動いた。

 

手で股を広げ覗きこむと、ぷっくりと膨れたクリトリスは赤く光っていた。

 

舌をクリトリスから膣口に這わすと、桃子はより切ない喘ぎ声をあげた。
そして腰を少し浮かし、南條が舐めやすいような位置に動かした。

 

南條はガッシリともどかしくの腰を掴み、膣口に舌を入れた。
桃子の甘酸っぱい味が口の中に広がっていた。

 

舌と指で桃子の股間を小刻みさせながら動かすと、もどかしくの下半身も小刻みに震えていた。

 

喘ぎ声も小刻みにあげ、声は震えていた。

 

 

「早く…早く…ああ…」

 

桃子は身体をずらし南條のズボンに手を掛け、ズボンをずらし、パンツの上からペニスを撫でた。

 

オーガズムと初ごっくん

「入れて。お願い。」

 

桃子は切ない声で言った。

 

南條は堪らずにパンツから自分のペニスを出し、桃子の股間にあてた。
そして、桃子の陰毛に擦り付けた。

 

桃子は腰を浮かしながら自分の中に導こうとした。
桃子は南條から目を離さずに切ない瞳で見つめていた。

 

桃子の膣口にペニスが当たると、桃子は待ちきれずに自分からペニスを入れた。

 

「ハァッンッ。」
桃子の幸せそうな切ない声が南條の耳元で発せられた。

 

ゆっくりと南條は桃子の奥にペニスを滑らせ、子宮口に擦り付けた。

 

「アッ。アッ。アッ。」
南條が突く度に桃子の喘ぎ声が部屋に響いていた。
桃子の張りのある乳房も南條が突く度にプルッンプルッンと波打ち、南條を興奮させた。

 

「もっと…強く…お願い…壊れるくらいに強く…ハァッン!アンッ!ハァッン!」

 

桃子は南條から目を離さずに感じていた。

 

「桃ちゃん…桃子…愛してる。愛してる。」
どうしたらいいのか分からない位桃子が好きで堪らなかった。

 

桃子からは愛液が溢れ、グチャグチャといやらしい音を立てていた。

 

いやらしい音にいやらしい動きにいやらしい声
いやらしい桃子の瞳…桃子の身体中いやらしさが溢れ出していた。

 

朝までずっと桃子は抱き付いていた。

 

対面座位になり桃子を抱き抱え、キスをしたり、お喋りをしたり、しながら、気持ちが高ぶってくると、桃子がいやらしく腰を動かしたり、南條が下から突き上げたりしていた。

 

「こうしてると、落ち着く…」

 

桃子のその言葉が南條は嬉しかった。

 

南條の愛の言葉に桃子の愛の言葉は返ってこなかったが、桃子に必要とされている事だけでも嬉しく感じたのだ。

 

二人は抱き合いながら
ユラユラと身体を揺らしながら
心が噛み合っていなくても身体は噛み合っていた。

 

そろそろ出社準備をしなくてはならなく、
桃子から離れなくてはならなくなり…

 

「桃ちゃん…そろそろ…」
南條が言うと桃子は南條にしがみつき、
激しくキスをしながら
腰を前後に動かし始めた。

 

「ああ…桃ちゃん。。」
桃子の丸い乳房が自分の胸元につき、
いやらしく桃子の腰は動いていた。

 

桃子の弾力のあるお尻を掴むと、南條はそのまま桃子を押し倒した。

 

「ああ…桃子、愛してる。。」
大きな喘ぎ声をあげながら南條を見つめる桃子を見つめ
桃子の奥底をペニスを突き上げると
桃子の膣はギュッと締まり、ペニスを離さなかった。

 

ザラザラした膣壁は南條のペニスを刺激していた。

 

「ああ、桃子…イッてしまう…よ…」
一晩で何度も桃子の腹の上や背中に精液を飛ばし、もう出るものも無いと思ったが、射精しそうになっていた。

 

桃子がオーガズムに達すると南條は堪えきれずに、桃子からペニスを抜いた。
すると桃子は南條のペニスに口を当て南條を上目遣いで見つめながら、舐めていた。

 

桃子が愛し過ぎて口の中に出るだけ出した。

 

「桃ちゃん…大丈夫?」
自分の精子を口で受け止めた桃子に聞いていた。

 

「う…ぐ…」
精液を飲み込んだ桃子は

 

「不味っ!」
と言って笑った。

彼を犯罪者にはできない

南條は幸せだった。
桃子に必要とされているだけでも良かった。

 

桃子の家から出ると 、彼女がドアの外に立っていた。
南條は驚いていた。

 

「何でここに?」

 

「秀樹、電話に出ないし…マンションにはいるけど、あの子の家だし…」

 

「何で分かったの?」

 

「愛の力に決まってるでしょ。」

 

彼女をの言葉はどうでも良くて、急いで会社に行く支度をしないとならないと慌てていた。

 

エレベーターに乗ると、彼女がいなかったが気にも止めずに自宅に戻っていた。
南條の彼女は桃子の家のチャイムを鳴らしていた。
桃子は南條が何か忘れ物をしたかと思い、確認せずにドアを開けた。
すると怖い形相をした彼女が立っていた。

 

「あなた高校生よね?何年?いくつ?」

 

桃子は小さな声で
「高校2年で…もうすぐ17歳に…」
と言うと

 

「ハァ?16?秀樹を犯罪者にするつもり?」

 

桃子はハッとした。
18歳未満との性的関係があった場合は犯罪になるんだ…

 

「あなたこの間、秀樹を嫌いって言っていたわよね。なのに家に帰って連れ込んで朝まで二人でいるって、どういうこと?彼は私の婚約者なの。だから…分かるわよね?」

 

南條とのセックスは自分の心を安定させてくれ、桃子は離れられないと思っていたのだった。
でも、それは犯罪で、南條を犯罪者にしてしまう…

 

南條とセックスはもう出来ない…

 

桃子はドアを閉めると学校へ行く支度を止めて、
病院で貰った安定剤を飲みベッドに潜り込んだ。

堂々と

「桃ちゃん?桃ちゃん?桃子?」

 

呼ばれる声がして桃子は目を覚ました。
頭がクラクラし、部屋の電気が眩しく感じた。

 

南條が心配そうに覗いていた。

 

「大丈夫?ご飯も食べてないじゃん?」

 

ああ…ずっと食べていなかったことを思い出した。

 

南條は桃子の頭を撫でた。

 

「少しでも…食べようよ。」
南條はレジ袋からカップを取り出した。

 

「駅の前のスープ屋の、クラムチャウダーだよ。桃ちゃん好きだって聞いたから。」

 

 

身体を起こすと、カップの蓋を開けてくれスープを桃子に渡した。
ゆっくりとカップに口をつけ、スープを啜った。

 

少し熱かったが美味しいスープだった。

 

「ありがとうございます。もう、私大丈夫ですから…もう帰って。」

 

「あ…迷惑だったかな。ごめん。」

 

「うんん。誰かにうちに来ているのを見られたら…いろいろ調べられて、捕まったら…困るし。」

 

「捕まる?」

 

頷きながら桃子は言った。
「私、まだ16歳だから…もうすぐ17歳だけど…未成年だから…」

 

「あ…それか…真剣交際なら大丈夫だよ。女の子は16歳で結婚できるしね。」

 

「真剣交際…」
桃子は南條を嫌いではないが、恋をしていない…

 

セックスもする兄と言ったところだろうか。

 

「遊びでは無いセックスなら…かな?」

 

南條は笑いながら言った。
「でも、俺が結婚したら…結婚してから桃ちゃんとセックスをしたら…捕まるかも…」

 

「え?」

 

「あははは。」

 

南條は笑っていたが、桃子は急に寂しくなり南條に抱きついた。

 

「桃ちゃんは俺とセックス出来なくなるのは嫌?」
桃子は抱き着きながら頷いた。

 

「俺を好き?」

 

「…。」

 

「あ…じゃあ、俺とセックスするのが好き?」

 

桃子は頷いた。

 

「それだけじゃ無くて…一緒にいると安心出来るし…抱き締められるのも好き…だから…」

 

「そか。そか。」
南條は桃子の頭を撫でた。

 

「ずっとこうしていたいよ。俺も…」

 

南條は桃子を抱き締める腕を強めた。
そして暫く二人はそのまま抱き締め合っていた。

 

 

 

「私…学校の子達に虐められているみたい…」
桃子はポツリと言った。

 

 

「堂々としていたらいい…でも、堂々としているのもなかなかしんどいからなぁ。。。立ち向かってもいいし、逃げてもいい。俺は桃ちゃんをいつでも守るから。どんな桃ちゃんも大好きだから。」

 

桃子は涙が溢れ出ていた。

 

こんなに自分を好きでいてくれる南條に桃子は心も赦していた。

 

ヴァージンチェンジ4へ >>

 

↓原作コミックはこちら(検索「クリムゾン」)