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男の力に勝てなくて

>>「JK桃子 (痴漢編)」はじめから読む

 

家を出ても行くあても無かった。

 

友達は皆、塾に通っているか、家庭教師が家に来ていたからだ。
桃子も本当はセックスなんて頭から追い出して勉強をしなければならないのに、セックスがしたくて堪らなかった。

 

「やっぱり私…変かな…」
刺激のあるセックスがしたかった。
感じるセックスがしたかったのだ。

 

桃子は駅に向かい歩いていた。
信号で立ち止まると母親が男と歩いているのが目に入ったのだ。

 

腕を組み楽しげに…
桃子には気付いていなかったのだ。

 

桃子は左に向きを変えて歩き出したのだった。

 

この世に自分だけ誰にも相手にされずにいるような気がし、孤独感が押し寄せてきたのだった。

 

 

遠回りをし駅に着いたがどうしようかと、駅間の繁華街の公園のベンチに座っていた。
もう辺りは大分暗くなり、寒かった。

 

桃子の前を何人かの人が通り過ぎ、桃子は通り過ぎる人々を見つめていた。

 

「どうしたの?」
桃子の隣に男が座りながら声を掛けてきた。

 

「さっきからいるけど、誰かを待ってるの?」
馴れ馴れしく桃子の肩に手を出し置いた。

 

「誰も…待ってなんか…」

 

「家出?行くとこないの?」

 

「そんなこと無い…」

 

「おいで。置いてやるから。」

 

桃子は腕を掴まれた。
ふと男を見ると、蛇のような冷たい目をして
口元だけ笑っていた。

 

桃子は怖くなり手を振りほどいだ。
「やめて下さい!」
桃子は男を睨みつけたが、それでも男は桃子の腕を再び掴んだ。

 

桃子と男の前を数人の人が通り過ぎたが、二人の行動には無関心で
恋人の痴話喧嘩くらいにしか思っていなかったのかも知れない。

 

人通りが切れると、男は桃子の口を手で塞ぎ、お腹に拳を入れ、痛がり息も出来ない桃子を無理やりひと気の無い暗いトイレに連れ込もうとしていた。

 

桃子は必死にもがいていたが、男の力には勝てずに、声も痛みと怖さで出なかったのだ。

もう大丈夫

手に握り締めたスマホを指先で操作し、電話をかけたが桃子は声を出す事も出来ずにそのまま握り締めていた。

 

トイレの裏の木の下で桃子は男に馬乗りになられていた。
抵抗し暴れたが男は桃子を殴り怯ませた。

 

洋服を捲られ、スカートを捲り上げられ、下着を剥ぎ取られ…

 

男は桃子の乳房を掴み顔に涎を垂らした。

 

恐怖で桃子は目を強く閉じ震えていた。
そして男は自分のズボンを下げるとドス黒いペニスを桃子の顔に近付けた。

 

「どうだ?好きだろ?そうか…舐めたいか…よしよし…」

 

桃子は顔を背けたが、男は桃子の顔を掴み逃げられないようにした。

 

必死で口を閉じ、桃子は阻止していたが、
男のペニスは桃子の顔を這えずり、口元で押さえつけた。

 

桃子は頬を男に殴られ、男のペニスが痛みで緩んだ口に入り込もうとしていた。

 

 

次の瞬間、桃子に馬乗りしていた男が吹っ飛んだのだった。
そしてフワリと桃子にダウンのジャンバーが掛けられた。

 

そして、下半身を出したまま男ら後ろ手に組まされ、唸り声を上げたのだ。

 

 

桃子はそっと起き上がり唸り声の方を見ると、南條がいたのだった。
片手で男の両手首を掴み、スマホを取り出し電話をしていた。

 

桃子はダウンジャンバーを抱きしめ座り込み泣いていた。

 

「もう、大丈夫だから…」

 

南條は捻りあげている男の腕をもっと捻りあげた。
男は痛がったが、容赦しなかったのだ。

 

「お前、許さないからな!」
痛みで地面に倒れ込んだ男を南條は睨みつけていた。

 

数分後に警察官がやってきて男を取り押さえパトカーに乗せた。
桃子は救急車を手配された。
南條も警察官に事情を簡単に尋ねられたが、後日事情聴取をされる事になったのだった。

痴漢と強姦は違う

桃子が危険な目に合い、連絡を取ろうとしても連絡が取れない母親に桃子は絶望していた。

 

警官が何人も来て、野次馬もたくさん来ていた。
桃子の顔を隠そうと南條は被っていたニット帽を桃子に被せ、抱きかかえた。

 

「大丈夫だから…大丈夫。」

 

救急車到着まで、桃子が好奇の目に晒されないように桃子の顔を隠したのだった。

 

桃子はガタガタと震えていた。
南條は桃子の震えを自分の身体で受け止めようと強く桃子を抱きしめていたのだった。

 

 

病院で診察を受け、切り傷やすり傷の手当てをされ、殴られた顔を冷やされながら、パトカーで送られたのだった。

 

マンションに着き警察官が桃子の家まで来てチャイムを鳴らすと、
母親は乱れた髪を直しながら玄関まで来たのだった。

 

警察官と桃子の姿を見ると母親は驚いていた。

 

桃子は母親を睨みつけていた。

 

警察官が事情を話し、帰って行った。

 

母親は桃子に何かを言おうとすると、桃子は玄関に入った。
そして、玄関に揃えられた男の靴を見ると、玄関から出たのだった。

 

「桃子?どうしたの?」
母親は桃子を呼び止めたが、無言のままエレベーターに乗った。

 

エレベーターに乗ると涙が溢れ出てきたのだった。

 

電車での痴漢とは違い、強姦が怖くて堪らなかった。
自分が怖い目にあってる最中、男と抱き合っている母親が憎く感じた。

 

そして、南條の家のチャイムを鳴らしていたのだった。
「どうした?ママ居なかったの?」
南條は桃子の姿を見ると尋ねた。

 

桃子は無言のまま南條に抱きついたのだ。

 

「桃ちゃん?」

 

南條は桃子を家にいれた。

 

汚れたままの服を見て
「まず、お風呂に入ろう。それから…」

 

桃子を洗面所まで連れて行き、お風呂に入るように言った。
しかし桃子は再び南條にしがみつくように抱きついたのだった。

 

「怖かったか…そうだよな…」
桃子の髪を撫でながら南條は桃子を抱きしめ返した。

 

「よし、一瞬に入ろう。綺麗に洗ってあげるから…」
南條は自分の服を脱ぎ、桃子の服を脱がせた。

 

「あ…ははは。」
南條のペニスがムクムクと勃ち上がって来たのだった。

 

「ムスコは気にしないでいいから。さぁ…」
桃子を風呂椅子に座らせ、洗面器で湯船から湯を汲み、桃子の肩からかけた。

 

「桃ちゃん、おれに電話したろ?出ても答えないし、桃ちゃんの悲鳴みたいな声をとか聞こえて焦ったよ。」
自分の手に石鹸を泡立てながら南條は話した。

 

「で…応答は無いし、どこにいるか分からないし…で、スマホを探すときに使うGPSを思い出して、調べたんだ。桃ちゃんのメルアドは分かっていたし、パスワードは…前にスマホが見つからなくて、俺に探してってパスワード教えてくれたのを覚えていてさぁ。簡単なパスワードだったし。桃のpeachに誕生日だし…ははは。でも良かった。」

 

桃子の首元から優しく撫でながら、南條は桃子を落ち着かせようと、話しを続けていた。

 

「私…何のために生まれてきたんだろう。ママに取って私は邪魔なのかな。パパだって一度も私に会いに来てくれないし…」
桃子はポツリと言った。

セックスをしていないと、ダメなの

「桃ちゃんが居るから頑張れるってママは言っていたし…お父さんは…桃ちゃんに取ってお父さんの思い出は?」

 

「パパは…たまに帰ってきて…優しかった…」

 

「そう。桃ちゃんが好きだから優しかったんだと、思うよ。うん。お父さんとお母さんがどんな取り決めをしたかは分からないけど…桃ちゃんが好きだった事は確かだよ…うん。」

 

桃子の傷口には触れないように、優しく手のひらを動かしていた。
綺麗な白い肌に傷がつき、痣がいくつもついていた。

 

可哀想な桃子を精いっぱい優しく撫でるしか南條は出来なかった。

 

 

「秀ちゃん…セックスして。」
桃子は急に抱きつきキスをした。

 

そして、片脚を上げ勃った南條のペニスを自分の股間に擦り付けた。

 

「あ…桃ちゃん!転んだら危ないから…桃…」
既に濡れた桃子の膣にペニスがヌッと入っていた。

 

桃子が倒れないように脚を抱きかかえゆっくりと南條は腰を動かすと、桃子から吐息が洩れた。

 

「桃ちゃん、こんなにいやらしくなって…」

 

「セックスをしていないと、ダメなの…私」

 

桃子のお尻を掴みながら突き上げた。

 

「もっと…強く…あっ!いい…そ…うっ!ハァッンッ」

 

桃子の乳房が揺れ、尖った乳首が南條の胸に当たる。

 

膝の青あざが、痛々しく見えた。
桃子の心も青あざ以上に痛々しく思えたのだ。

 

桃子が一度イクと南條はペニスを出した。

 

「続きは後で…な…」

 

南條は桃子の身体を洗い終え、湯船に入るように言った。

 

そして桃子を抱きかかえるように湯船に浸かった。

愛されている実感

「昼間、松本君とセックスしたのに、セックスしたくて堪らなくなって、変になりそうだったの。誰でもいいから、私を気持ち良くさせて欲しくて…私、変なのかな。。」

 

「ちっとも変じゃないよ。心が寂しくて堪らなくなってしまって、桃ちゃんが桃ちゃんでいるために、きっとそんな欲求が沸いたんだよ。俺もそんな事あったし…」

 

「秀ちゃんも?そんな時どうしたの?」

 

「俺?俺は…男だからナンパしたり、風俗行ったり…かな。でも完璧には満たされなかったよ。」

 

「今もそんな気持ちになる?」

 

「今は…ならなくも無いけど、だいぶ満たされてるよ。」

 

「完全に満たされるにはどうしたら?」

 

「愛し愛されたら満たされるんだろうけど…愛する人が求めてくれるだけで今は十分なんだ。」

 

桃子を見て南條は答えた。

 

 

「秀ちゃん…助けに来てくれてありがとう。私を愛してくれてありがとう。」

 

桃子は抱かれている南條の腕を強く抱きしめた。

 

「明日の出張の準備をするから…好きなようにしてて」

 

お風呂から出ると南條は部屋に入り、パソコンに向かっていた。

 

桃子は、南條の『桃子の部屋』に入った。
相変わらず桃子でいっぱいだった。

 

桃子の写真が壁一面に貼られ、桃子の使っていたランドセルも置かれていた。

 

運動靴もあった。

 

 

本当なら気持ち悪く感じるだろうが、桃子は大切にされていて嬉しく感じていた。

 

親が子供の思い出の品を大切にしているように
南條は桃子の思い出の品を大切にしてくれているんだと思えたのだった。

 

桃子はテレビに前に置かれたロッキングチェアに座り目を閉じた。

 

愛されている実感が沸く部屋だった。

怖い夢

「イヤーッ!」

 

桃子の悲鳴に南條は慌てて桃子部屋に来たのだった。

 

 

ロッキングチェアの上で丸くなっている桃子に駆け寄った。

 

「桃ちゃん?桃ちゃん!大丈夫?」

 

桃子は目を開けると南條にしがみついた。

 

いつの間にか寝入っていたようだった。

 

「あ…わ…私…寝て…?」

 

「怖い夢見たのかな?大丈夫?」

 

襲われた夢を見ていたのだった。

 

「ああ…夢だった…?ん…。。?」

 

数時間前に起きた事が現実ではなく、夢だったのか一瞬分からなくなっていた。

 

「桃ちゃん…大丈夫だから。大丈夫。。」

 

南條は強く桃子を抱き締めた。

 

あの時の恐ろしいでき事は現実だったんだ。
桃子はあの男の恐ろしい目を思い出した。

 

「秀ちゃん!」

 

過呼吸気味になっていた桃子の呼吸を整えるように南條は桃子の背中を優しく摩りながら抱き締めていた。

 

桃子は恐ろしさに震えていた。
そんな桃子を南條は寝室で桃子を胸に抱き、宥めながらベッドに入った。

 

桃子が目を覚ますと、南條は机に座りパソコンを覗いていた。

 

桃子は身体を起こし南條を見つめていた。
暫く見つめていたが、南條の背後から抱きついた。

 

南條は驚いていたが、優しく
「起きた?おはよう。」
と桃子の腕を撫でた。

 

「うん…おはよ。起きた。」

 

「ぐっすり眠れた?」

 

「うん。眠れた。」

 

「そうか。良かった。もう少しで終わるから…待ってて。」

 

「うん。仕事、大変?」

 

「うーん。大変だけどやりがいはあるよ。桃ちゃんのチアと同じだよ。大変だけどやりがいはあるだろ?」

 

「うん…そうね。。同じね…」

 

桃子は南條から離れて再びベッドに寝転びスマホを手に取った。

 

 

 

暫くすると南條はパソコンを畳んだ。

 

「昼過ぎまで桃ちゃんと居られるよ。」
南條は寝転ぶ桃子の隣に滑り込んだ。

 

「朝食にしようか。ご飯?パン?」
南條が尋ねると、桃子は

 

「秀ちゃんがいい…」
そう言い南條に飛びついた。

好きよ、好き

「桃ちゃん…」

 

桃子は南條の唇に吸い付き、舌を南條の舌に絡ませた。

 

桃子の熱さに南條も熱くなりだした。

 

桃子の服を捲り、乳房を掴むと、ピンク色に乳首が勃っていた。
舌先で触れると桃子の身体はピクンと揺れ、吸い付き舌先で転がすと桃子は切ない声を出した。

 

「ああ…ん。。んっ。」

 

濡れた瞳で南條は見つめられ堪らなく桃子を愛しく思った。

 

「俺がいいの?」

 

桃子は頷いた。

 

「秀ちゃんがいいの。私…秀ちゃんじゃないと…」

 

「俺も桃ちゃんじゃないと…」

 

堪らずに桃子の顔中を舐めるようにキスをした。
そして、マシュマロのような乳房を揉みながら、グミのような乳首を指先で摘まんだ。

 

「ああ、秀ちゃんっ、ハァンッ、。」
桃子の乳房を掴みながら、桃子の感じる様を見つめていた。

 

桃子の手は南條のペニスを探り出していた。

 

そして南條の硬くなったペニスを掴むと小刻みに動かし出した。
お互いに見つめあっていた。

 

南條も堪らずに桃子の股間に片手を這わせ、片脚を曲げさせ、股間に指先を這わせた。

 

桃子の股間はしっとりと濡れていた。
そして膣口に指先を入れるとどんどんと溢れ出してきたのだった。

 

指を膣に入れ、指を動かすと桃子は声を大きくなっていた。

 

「秀ちゃん、あああっ、、ダメっ、」

 

首を左右に振りながら腰を浮かせた。

 

すると、桃子はペニスを強く握り締めた。

 

「秀ちゃん、好きよ。好き。。」

 

桃子は南條への気持ちを吐き出していた。

あなたが欲しいの

桃子の言葉に南條は泣き出してしまいそうなくらいに嬉しかった。

 

「桃子…桃子…」

 

南條は桃子の中にゆっくりとペニスを入れた。

 

「幸せ。。」
桃子は気持ち良さから思わず呟いていた。

 

ゆっくりと動いていた南條の腰は次第に激しくなっていた。
それに伴い桃子は南條に必死にしがみついていた。

 

見つめ合いながらのセックスは、心の中から何かが溢れ出してきていた。

 

「秀ちゃん、離れたくない。」

 

「うん。離さないよ。桃子。」

 

 

「あっ、アンッ。凄く…すご…イッ…ちゃう…」

 

桃子は身体を仰け反らせると、膣がギュッと締めつけた。

 

南條は自分のペニスを出そうとしたが、桃子は南條の腰に脚を絡め、離さないようにしていた。

 

「出てしまうから…」

 

「秀ちゃんのが、欲しいの。お願い。。」

 

「え?だめだよ。桃ちゃん…赤ちゃん出来たら…」

 

「いいの。」

 

「だめだよ。今はまだ…」

 

南條は動きを止めた。

 

そして桃子の頭を撫で額にキスをし
「愛してる…ダカラ…」

 

ゆっくりと桃子からペニスを出した。

 

すると桃子は口にペニスを入れた。

 

「秀ちゃんのが欲しいの。」

 

上目遣いで南條を見つめながら桃子はペニスを舐めていた。

 

大きな乳房を揺らせながら自分のペニスを舐めている桃子が愛しくて、すぐに桃子の口に精液を発射させてしまった。
そして桃子の口からペニスを出すと桃子はゴクンと飲み込んだ。

 

そして南條に笑顔を見せた。

 

「なんて可愛いんだ、桃子は。」

 

南條は桃子を抱き締め、再び熱く抱き合いだしていた。

きみは僕を見ていない

「行ってらっしゃい。」

 

「頼むから危ないことしないでくれよ。」

 

「うん。しないわ。大丈夫。。」

 

桃子は南條を駅まで見送っていた。

 

そして電車が来て、南條が乗り込むと寂しそうな顔をして電車を見つめていた。

 

 

「行っちゃった。」

 

桃子はゆっくりと自宅からマンションに帰った。
家に行くと母親はあの男と一緒にいた。

 

桃子は挨拶だけして自室に入った。

 

そして、やらなければならない勉強に打ち込んでいた。

 

 

 

月曜日、桃子は何事も無かったように学校に向かった。
松本と一緒に登校していた。

 

「土曜日の夜、男に暴行されて無かった?」

 

「え?」

 

「公園で、警察といたでしょ?」

 

 

クラスメイトの一人が桃子に言った。

 

「されたの?」

 

「え?何言ってるんの?」

 

「私、見たもの。桃子だったもの。」

 

「違うわよ。」

 

 

松本は何の事なのか分からなかったが、桃子の手を引っ張った。

 

「桃子は俺と居たから、人違いだ!」

 

松本は言い放ちその場から去っていた。

 

桃子の手首に青あざがあるのを見つけていた。
何かあったのかも知れないと思ったが、桃子が何も言わなかったので松本は何も聞かないでいたのだ。

 

「松本君…ありがとう。」

 

桃子は松本を見ずに礼を言った。

 

寂しそうに松本は微笑んでいたが、桃子は気付いていなかった。
桃子の部活の練習を松本は暫く見ていた。

 

桃子の腕や脚に何箇所か青あざがあった。

 

 

桃子のクラスメイトが朝言った事は本当なんだろうか…
松本は桃子に疑念を抱いていた。

 

最後までされてしまった?
それより、なぜそんな大事な事を言ってくれない?
自分は必要とされていない?

 

いろんな事が頭の中を回っていた。

 

 

桃子が部活を終えるまで松本は待っていた。

 

 

「松本君?待っていてくれたの?塾は?」

 

「塾は休みだったから。一緒に帰ろうと思って。」

 

「ありがとう。待たせてしまって…」

 

松本は暗かった。

 

「桃子さぁ、俺に何も話してくれないよな…」

 

「え?」

 

「頼りにならないかも知れないけど、少しくらいは力になれるかも知れないのに。」

 

「あ…ん…ごめん…なさい。」

 

「謝らなくてもいいよ。」

 

「これから話すように…」

 

「だからさっ!」

 

「え?」

 

「この手…脚のあざ…ホームに落ちた時の事とか…家の事とか…相談とかして欲しかったりするんだよ。何にも話してくれないから、いろいろ考えてしまって…俺の事も興味無いみたいだし…俺を好き?」

 

「え?す…好きよ。」

 

「あの男とどっちが好きなんだよ?」

 

「あの男?」

 

「同じマンションの…」

 

「あ…」

 

桃子は俯いてしまった。

 

 

松本と一緒にいるとときめくが、南條と一緒にいると安心する。
セックスでも松本より南條とした方が感じる。

 

そんな事は言えない。

 

「俺は桃子が好きだ。だから桃子をいつも見ている。でも桃子は…俺を見て無いもんな。」

 

そう言って松本は走っていってしまった。

 

「お別れ?」
桃子は一人力無く駅まで歩いていた。

 

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